【りらく】お香 日本製

日本の香りは、欧米の香りとは一線を画します。日本で古来より育ってきた香りは、その媒体として長く活躍してきたお香の固有の香りに影響を受け、独特な和の香りを生み出します。どことなくパウダリーなやさしさや甘みが残る、やわらかで深い香りです。りらくの、和菓子を想わせる色とりどりの箱の中には、日本の豊かな四季で育てられた花や木々などの大自然の恵みの香りが詰まっています。丁寧に作られた、手に取れば日本の良さを感じられる、そんなお品です。

【お香 りらく】
日本の豊かな四季で育てられた花や木の香りを集めたお香のシリーズ。和菓子のような色とりどりの小箱の中に、多彩な香りが詰まっています。

■すずらんの香り
階段状に花を咲かせる鈴蘭（すずらん）は、妖精が茎を上り下りする「妖精の階段」とも呼ばれ、聖なる香りと言われています。
みずみずしく爽やかな甘さの香りです。

■すみれの香り
日本列島に広く見られる菫（すみれ）は様々な環境に根を下ろします。
古代ギリシアでは「よみがえる大地のシンボル」として愛されました。
清楚でやさしい甘さの香りです。

■りんどうの香り
竜胆（りんどう）は、古来から愛される日本原産の花で、清少納言の『枕草子』にも記されています。
元気を与えてくれる華やかな甘さの香りです。

■らべんだーの香り
ハーブの中の香りの女王として有名なラベンダーは、鎮静効果があるといわれ、アロマテラピーでも幅広く使用されています。
心安らぐ優しいハーブの香りです。

■ばらの香り
古代より愛の象徴であり、植物香料の女王と呼ばれる薔薇（ばら）は、色形はもとよりその放つ香りが特徴です。
優雅さと華やかさの中に凛とした麗しさを感じさせる香りです。

■ひのきの香り
檜（ひのき）は、古来高級建材として歴史的建造物に広く用いられてきました。
すがすがしさや、落ち着きを感じさせてくれる心地よい香りです。

■沈香の香り
沈香（じんこう）は、その高貴な香りから朝延に献上されたと『日本書紀』に記されている高級香木です。
香（こう）の代表たる存在感あふれる、重厚で優美な奥深い香りです。

■白檀の香り
代表的な香木の一つであり、仏像などの彫刻、扇子や数珠などにも用られている白檀（びゃくだん）。
和の心を代表する、上品で落着きのある深い甘みをまとった木の香りです。

■しろつめくさの香り
花冠や四葉のクローバーとして親しまれている白詰草（しろつめくさ）。
幸せの象徴らしい、柔らかく包み込むようなやさしい甘みを帯びた野の花の香りです。

■緑茶の香り
茶道で用いる抹茶を始め、玉露、煎茶などの種類が豊富な緑茶（りょくちゃ）は、日本で最もよく飲まれているお茶です。
落着きのある甘さと清涼感のある香りです。

■さくらの香り
文化が花咲いた平安時代より、日本を代表する花として親しまれてきた桜（さくら）。
満開の桜の花をイメージしたさわやかな甘さの可憐な香りです。

■じゃすみんの香り
和名では茉莉花（まつりか）とも言われるじゃすみんの花は、強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用されています。
爽やかさと繊細な甘さを持ち合わせた香りです。

■あじさいの香り
雨露や月夜の下でほっこりと咲き誇る紫陽花（あじさい）は、平安時代後期には夏の季語としてしばしば詠まれました。
みずみずしく清涼感と透明感あふれる香りです。

■すいれんの香り
「蓮は泥より出て泥に染まらず」と言われ日本人にもなじみ深く、また、晩年のモネの創作意欲を掻き立たせた睡蓮（すいれん）。
上品で神秘的な安らぎを与えてくれる香りです。

■きんもくせいの香り
江戸時代に渡米し、日本の秋の顔として定着、親しまれている金木犀。
秋の小路に咲き誇る橙色の小さな花たちの、独特な甘い柑橘香を表現した香りです。

■ざくろの香り
世界各地で古くから薬用効果が活用されてきた石榴（ざくろ）。
また、旧約聖書では、男女の愛の象徴とされ、「知識の木」ともいわれています。
ほのかに甘酸っぱい香りです。

■しらうめの香り
凍りつく空気の中にも気品のある容姿れ可憐に佇む白梅（しらうめ）の花は、生命力の象徴ともされ、多くの人々に愛され続けています。
透明感のあるやさしい甘さの香りです。

■ゆずの香り
日常の薬味や、冬至の柚子湯として、日本人の生活に馴染み深い柚子（ゆず）。
花言葉は「健康美」。甘さとほろ苦さと酸味を持ち合わせた落ち着いた和の香りです。